電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

IC7100用 GPSユニット

IC-7100の内蔵時計は精度が悪いが、データ端子にRS232CレベルのGPS NEMAデータを入力すれば、正確な時刻に修正される。

9600bpsに設定したNEO-6M GPSモジュールとTTL/RS232Cレベル変換用IC MAX3232モジュールを接続し、3.5ΦミニプラグのケーブルでIC7100に接続できるようにしただけ。RS232Cコンバーターはよく見かけるこの商品。D-SUB部分は不要なので取り外し、基板の一部を切り取った。
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常時接続しないので、電源は乾電池(3V)。プラケースに入れた。部品はebay+秋月で総額千円ちょっと。

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電源を3Vにしているのは、MAX3232の電源電圧が5Vだと、チンチンに発熱して動作しないことが多かったため。5VでもOKとされているが、3V系専用なのかな。GPSモジュールは3Vでも動作した。

 

 

ThumbDV™ 到着&試用

ネットで発注してから8日で到着。
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BlueDV

bluedv-windows – David PA7LIM

というソフトウェアを利用して、インターネット上にあるアマチュア無線家用の仮想中継器(reflector)にアクセスすることができた。国内、海外とも活発に利用されているのは驚いた。

http://nwdigitalradio.com/thumbdv-and-dv3000-resource-page/

https://ja1cou.wixsite.com/ja1cou/blank

 

 

 

放送停止事故じゃないよこれ JOOH-DTV 9/17

地方局になかでも産経新聞系フジテレビ系の関係の深いこの局の全国ネット中の出来事。つまんないよこれ。このブログのネタとしては価値なし。

オペミスでしょう?f:id:t1000zawa:20180920002804j:image

 

備考 :つまんないという基準→リカバリーに技術屋さんが頑張った気がしないから。

国際宇宙ステーションからの電波受信(ARISSスクールコンタクト)

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士と地上の小学生や中学生がアマチュア無線を使って交信をするイベントがある。ARISSスクールコンタクトという。今日9/17はISSが日本上空を通過するタイミングに大阪市堺市の小学校の児童とアメリカの宇宙飛行士が交信することになっている。

<ARISSスクールコンタクト>国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士、9月17日(月・祝)20時45分から大阪府堺市立鳳小学校の児童(8N3OH)21名と交信!! | hamlife.jp

http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/koho/hodo/hodoteikyoshiryo/0914_02.files/0914_02.pdf

 

このタイミングに当地神奈川県逗子市で145.80MHz FMを受信したところ、20時48分ごろから約5分間、ISSからの電波を受信することができた。アンテナは無指向性のグラウンドプレーンアンテナ。八木アンテナで追尾すればもっと長時間受信できたのだろう。


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北本連系

北海道胆振東部地震にともない、道内最大の火力発電所地震直後に停止した。これをきっかけに電力の需給バランスが崩れ、他の発電所も連鎖的に停止し、大規模な停電が発生した。

報道の中で、本州との間で電力の融通をおこなう「北本連系」北海道・本州間連系設備 - Wikipediaの存在がクローズアップされているので触れておく。

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北海道側の海底ケーブルを引き揚げの拠点「古川ケーブルヘッド」は、2013年夏に訪れている。函館市の東部。津軽海峡の方向を背にした大きな丸い口の建物が3つ。それぞれに送電線が引き込まれている。直流送電なのでプラスとマイナスが1本づつ、予備が1本だ。

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この設備、今回の大停電からの復旧では有効に機能しなかったとされている。地震発生当日のNHKニュースでは「本州から送電する海底ケーブルは、北海道側で電力を受け入れる設備自体が停電したため機能していない」という意味の報道がされていた。

北海道電力が「ブラックアウト」に陥った根因 | 資源・エネルギー | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

北本連系は直流送電を採用している点が技術的興味のポイントだ。

http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/30-foundation/data02/ishi-06/ishi-2021.pdf

vol.8 電源開発・北本連系設備を訪問しました | 電気工学を知る | パワーアカデミー

 

現在、青函トンネルを使った連係線の増強工事が行われている。完成は2019年3月。

北本連系設備の増強計画 - 北海道電力

技術の粋を集めて作られた壮大な設備、有効活用してほしいなどと言う前に、これまで恩恵を受けてきたのは本州側であることを忘れてはならない。

 

電力会社間の電力融通調整は、この機関がおこなっている。(興味深い)

http://www.occto.or.jp/

 

今回の大停電、同時に複数の発電所が停止するという事象は、たとえば首都圏直下型の地震では十分想定される話だと思う。なんらか想定はあるのだろうが、決して他人事ではない。

もし泊原発が運転中だったら原発周辺は震度2程度だったから緊急停止しなかったはず、やっぱり再稼働しておくべきだったという類の意見や報道もあるが、私は否定的だ。

  今回の状況とは規模や原因も異なるが、連鎖的に停電していくという事象は、過去発生した北米の大停電と似た状況もあるのではないか。

北米電力システム大停電 (01-07-02-15) - ATOMICA -

 

 

放送停止事故 JOOM-DTV 9/6

北海道が停電しているなか、和歌山県域局で放送停止事故。サイトの表現から推測すると、トラブル発生→減力→停波か。

偶発故障?台風の後遺症?北海道の状況を見て「ウチは大丈夫か?」と緊急点検してミスった?


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追記

 

台風の停電でもう3日も非発で運用していたのか。大変お疲れ様です。

主局停波後に、中継局が停波したのは、TTLの電源が少し長く持ったということなのだろう。非発停止の理由はなんだろうね。ガス欠じゃないよねさすがに。

(NHKニュースから引用)

テレビ和歌山によりますと、台風の影響で4日から送信所の停電が続いているため非常用の発電機で放送を続けていたところ、6日夜7時前に発電機が停止したということです。

このためテレビ和歌山の放送は、6日夜7時ごろから和歌山市などで映らなくなり、その後、8時ごろからは県内全域で映らなくなったということです。

テレビ和歌山が発電機の復旧作業を行った結果、放送は6日夜8時20分ごろに県内全域で映るようになったということです。

これについてテレビ和歌山は「大変、ご迷惑をおかけしました。現在、詳しい原因を調査中です」としています。