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「子供の科学」のラジオ製作

最初につくった自作ラジオって、どんなのだっけ?

 小学生の頃、雑誌「子供の科学」に載っていたラジオの製作記事を見て作ったのを憶えていた。確か、学研の科学と学習の「科学」の幼稚さ?に嫌気が差して、誠文堂新光社の「子供の科学」に魅力を感じて、買ってもらったのが1976年の6月号だったと思う。確か表紙が鳥の絵だった。その号に折込まれていたラジオの製作記事があった。その記事を見て製作したのが紛れもなく最初の自作ラジオである。1石高1ラジオ。バーアンテナと単連ポリバリコン、2SC372の高周波アンプと検波用ゲルマニウムダイオードSD46、クリスタルイヤホンという簡単な構成だった。

 製作したのは、1977年の冬だったと思う。クラスメートと神田の科学教材社で工具セットを買った。その後、秋葉原のガード下で部品を買い集めた。ラジオストアだ。ご丁寧にパーツリストを作って持っていった記憶がある。部品の総額は1500円ほど。初めての電子部品の買い物、お店の人が怖く見えて、おそるおそる買っていた記憶がある。「あの、(トランジスタの)2SC372-Oはありますか?」「OはないからYにしな はい100円」 OとはYはhfeのランクだが雑誌の指定と違う部品を買わされてしまったことに不安を感じつつ秋葉原を後にした。

 いつどこでどうやって製作したのかは記憶に無いが、製作の結果は・・・ダメだった・・。このショックは非常に大きなものがあった。ラジオを作るんだぜ、と親や友達に話していたのに・・・トランジスタがYランクなのがだめなんだろう、とかバーアンテナのハンダ付けが悪いのではないか、とか勝手な想像でいろいろいじくりまわしていたら、バーアンテナのリード線も断線し再起不能・・・1500円を散財してしまったショックに落ち込み、完成を予告していた親や友達にはラジオ製作の話しは禁句になった。

 あれから36年・・ネットを探っていると子供の科学のラジオというサイトがあった。当時の製作記事で改めて製作されているのには感動した。1976年6月号の1石高1ラジオも載っている。確かに見覚えのある回路だ。今つくったら完成できるのであろうか。さっそくつくってみよう。

 2013年夏、早速部品を集めてみた。秋葉原では今でも部品がすべて入手可能である。オリジナルと異なるのは、単5電池ではなく単4にしたことと、電源スイッチはスライドスイッチではなく、トグルスイッチにしたこと。作ってみると・・鳴った。ただし蚊の鳴くような声。中波送信所密集地帯の埼玉県南部に住んでいた経験からすると、当地神奈川県三浦半島は、ニッポン放送だけが強力で、NHK東京も少々厳しい。なぜか970KHzくらいの韓国局が入感するので感度のピークがそのへんにあるようだ。なお使用したトランジスタは2SC372-Yである。-Oランクも持っているので差し替えたが変わりなかった。当時、動かなかった原因は何だったのだろう・・・。

36年越しで完成できたのは、なんだかうれしかったです。

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