確か1975年だったと思うのですが、学研電子ブロックST-45を買ってもらいました。お年玉だったか誕生日プレゼントに親にねだったのだと思います。手にしてからそろそろ40年。今でも一応動作します。ブロック内のトランジスタは故障して交換した記憶があります。写真はラジオではもっとも実用性の高い3石レフレックスラジオにした状態です。
当時、学研のこの手の電子玩具には、電子部品が内蔵されたブロックを組み合わせて回路を構成する「電子ブロック」シリーズと、ボード上に電子部品が配置され、それぞれの電子部品にスプリング上の端子がついていて、端子にリード線をはさんで回路を構成する「マイキット」シリーズの2つがありました。前者は初心者向け、後者が上級者向けという住み分けだったと思います。
この電子ブロック、回路集には45種類の回路が載っているのですが、同じような回路でもアンプユニットを使用せずクリスタルイヤホンを接続する回路と、アンプユニット使う回路にわけていたり、トランジスタを自己バイアス、固定バイアスで動作させたり少々無理やりバリエーションを増やした感じがあります。また、ある目的をもった部品のブロックを単なるジャンパー線として使うようなことが多用されているので、当時、自分の電子回路の学習レベルアップになったかというと、その効果は疑問が残りました。とはいえ、電子回路の世界に導いてくれたこと感謝しています。
集めている方もいらっしゃるんですね・・箱が懐かしい。