電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

アマチュア無線局の送信装置 IC-726

我がアマチュア無線局の第1送信機、アイコムIC-726について書いておく。
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確か、短波帯の無線機を持っていない状態が数年続いた97年頃、ハムフェアで中古を35,000円くらいで購入した。その後しばらく放置されていたが、無線局免許を失効して再免許申請となったのをきっかけに我が無線局の第1送信機として空中線電力50Wで免許を受けた。
 CW(無線電信)で運用することが多いので、オプションのナローCWフィルタ(FL-101 250Hz 6dB/octを中古で購入し装着した。メーカーの修理対応は完了しているが、インターネットで入手可能な英語版サービスマニュアルを利用して自宅で可能な調整はおこなっている。受信感度もほぼ定格通り、送信出力も調整時はダミーロードを用いて100W出力を確認している。最近の保守としては
・最近、電解コンデンサがパンクしたような音がして、特有の臭いがした。分解点検したが、タンタルコンデンサを含め外見が異常なコンデンサは見あたらなかった。動作や性能に特に変化はないので放置している。
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・パネル照明のムギ球が断線したので、同じ大きさの3φのLEDに交換した。
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・7MHz帯を含むVCO1が受け持つ周波数範囲で送信音受信音いずれも時々「がさがさ」というノイズが載ることがある。おそらくVCO1のデバイスのどれかだと思われるが、シールドケースの分解が大変なのでそのままにしてある。
 短波帯はほとんどCW(無線電信)かJT65Aといったデジタルモードでの通信しかしないので、普段マイクは接続していない。デジタルモード用のインターフェース(PCとUSB経由での送受切替(PTT)、PCとの音声入出力)は自作したものを使用している。
 CWフィルターはナローの250Hzとしたが、鋭すぎて500Hzにしといたほうが良かったかなあ・・。
この無線機に接続しているアンテナは、短波帯はオートアンテナチューナーAH-4つきロングワイヤー、50MHz帯は1/4波長短縮グラウンドプレーンである。機能や操作はシンプルで見飽きた以外は特段不満もないがこれといって特徴も無い。運用方法も、時間のあるときにぐるっと聴いて、CWの局がいれば呼び出して交信。ゆるーくやっています。