特定船舶局(国際VHF)開局

 私が所有する船舶(・・といっても長さ11ft≒3mの船外機船。機関6馬力) に、特定船舶局を設置しました。船舶共通無線システムとも呼ばれますが、漁船と艦船との海難事故をきっかけに、船舶で利用されてきた国際VHFの利用を、規制緩和し小型船にも開放したもので、技術基準適合証明を受けた安価な無線機が発売されるようになり、無線局免許手続きも、検査の省略など簡略化されています。とはいっても立派な業務用の無線局なので、最低でも第三級海上特殊無線技士以上の無線従事者の選任が必要です。

(参考)http://www.zkk.or.jp/kokusaiVHF/kokusaivhf.pamphlet.Rev07%28100921%29.pdf

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私の場合、その昔、電話級無線通信士(現:第四級海上無線通信士)を取得しているので、国際VHFの無線電話の操作は可能。ICOMの国際VHF無線機(DSC無し)をオークションで購入し、電子申請で無線局免許申請をおこないました。(電子申請の場合、申請手数料4900円)・・申請から3週間ほどで、無線局免許状が送られてきました。

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船舶局なので、設置場所である船舶上でしか、運用できません。

通信相手は、他の船舶か、海上保安庁海岸局が想定されますが、不要な交信をおこなってはならないので、まだ実際に運用したことはありません。一度、海上保安庁海岸局に感度試験をお願いしてみたいところです。

 結局、私の船舶には、この船舶を設置場所とする船舶局、アマチュア無線局(移動する局)、携帯電話会社が免許人の携帯局(携帯電話のこと)の3つの無線局が運用されることになりました。これで万全です!?(自己満足)

 

その後追記。

 11月に船舶局(国際VHF)を開局して、航行中(釣行中)は世界共通の呼出周波数の16ch(156.80MHz)を聴取することにしてみました。
 実際、逗子湾沖で16chを聴取していると、入感してくるのは、東京湾側の「とうきょうマーチス」(東京湾海上交通センター)など航路管制関連の呼び出しや「とうきょうポートラジオ」「ちばポートラジオ」など港務関連の呼び出しがひっきりなしにおこなわれており、相模湾側の通信はほとんどありません。常時聴取は正直、結構苦痛ですね・・。
 さて、現在、日本には、海上保安庁がおこなっている船位通報制度(JASREP)というものがあります。船舶が自主的に自船の航行スケジュールを通報することで、海難防止や、海難の際に付近船舶への救助要請をおこなえるようにするための制度で、最後の通報から24時間連絡がなければ捜索の対象として扱われるというもの。参加は商船でもヨットでも、船舶の種類に特に制約はありません。
 通報は国際VHFを含む無線通信、電子メール、FAXとされていて、東京湾相模湾海域で無線通信によって通報する場合、海上保安庁海岸局「よこはまほあん」を呼び出すことになっています。
 では、釣りを目的とした航行の際に、船位通報をしてみようということで、先週日曜日に逗子海岸から「出港」する際に、逗子海岸から逗子湾沖に航行する「航行計画(SP)」を通報してみようと、出港直後に勇気を出して?16chで呼び出しをしてみました。
 無線局運用規則にしたがって 「よこはまほあん、よこはまほあん、よこはまほあん、こちらは○○まる、○○まる、○○まる どうぞ」と送信すると、かなり弱い信号でしたがすぐに「・・・さきほど、よこはまほあんを呼んだ局、12chに変波願います」と応答があったので、12chにチャンネルを変えて再び呼出し。ところが何度呼んでも応答ないばかりか「さきほど16chで呼んだ局、応答願います。こちらはよこはまほあん」と繰り返しています。そのうち、「さきほどぉ16chで呼んだ局ぅぅ、応答してください!!」とお怒りボイスになってきたので、通報はあきらめました。呼出しにすぐに応答してくれたのは感謝です(が、業務だから当たり前か) 
 海上保安庁の海岸局は複数の送受信点があって、第三管区海上保安本部運用司令センター(横浜)で統合運用されているのかもしれませんが、逗子湾からハンディタイプの5Wではうまく届かなかったようです。これでは非常時に意味がないので、改めて感度試験をして、自船の電波の到達範囲は把握しておきたいと思います。実際には相模湾側にも横須賀海上保安部湘南海上保安署があるので、そこで16chを常時聴取しているはずです。

 だいたい、湾内のボートの釣りごときで、国際VHFでいちいち通報するなんて酔狂なのかもしれませんが、安全のために用意されているものは活用しましょう。