電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

D-STARのデコード(DSD1.7で音声も)

いまさらネタで恐縮だが、RTL-SDRとDSD1.7を使ってD-STARの音声(圧縮方式はAMBE)をソフトウェアデコードする実験をおこなった。 

t1000zawa.hatenadiary.jp

手順はこの記事。以前トライしようとしたときはWindows上でソースからコンパイルが必要だったので面倒で手をつけていなかったが、コンパイル済のものをアップロードしてくれた親切な方がいたので、それを利用。

www.rtl-sdr.com

YAMAHAのNETDUETTOを利用して、

Windows10にライン入力を追加。SDR出力をDSDに流せるようにして、DSDを起動する。DSDの起動コマンドはbatファイルにした。SDRはNFMで帯域を20KHzくらいに設定すると、なんとか音が出るものの、途切れ途切れできれいにデコードできない。写真は地元D-STARレピーターを受信してみたものだが(USBドングルの周波数精度が悪くて受信周波数は5.5KHzズッコケてますね)、実用にはほど遠い感じ。ときどきデコードが長続きするタイミングがあるが、全般的にerror出まくり のボギャ、ブギャと、途切れ途切れである。

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SDRはCPUの荷が重すぎるのではと思い、IC-7100の受信音をWFMモードでUSBAudio経由でDSDに食わせてみたら多少はマシになったかというくらいでそれでも実用にはほど遠い。DSDが吐くerrorの意味を追えばヒントがあるのか、まだチューニングしようがあるのか。

  ネット上のこの手の実験記事も2015年以降新たな情報がほとんど無いので、開発者に敬意を表しつつも今さら感あり。どこまで深追いするかだな。