今朝の名古屋の東海テレビ放送の放送停止事故。放送法の「重大な事故」ではないのに社会的影響が大きかったのか、各メディアでしつこく報道されている。
報道を総合すると、原因は送信設備とされているので演奏所から瀬戸デジタルタワーのアンテナの間のトラブルのようだが、TSやOFDMといった信号自体の異常か、RFの異常で放送波が著しく弱くなったのか、判然とせず。最近は送信設備の故障なんて滅多にないから、送信所をリモート監視しているマスター室では、系統を予備系に切り替えるまでにアタフタしたのかも。
気になるのは影響世帯が愛知県、岐阜県の全域と三重県のおおむね北半分と報道されているので、伊勢中継局以南は正常だったのかな。だとすると、親局放送波はだめになったが演奏所と中継局間に別回線があって大丈夫かだったのか、放送波が弱くなったが放送波中継自体はできたのか、どっちかなのだろう。
http://jpn.nec.com/techrep/journal/g04/n04/pdf/t040414.pdf
http://jpn.nec.com/techrep/journal/g04/n04/pdf/t040415.pdf
http://www.jrc.co.jp/jp/about/activities/technical_information/report62/pdf/JRCreview62_12.pdf