電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

NoraGateway+なんちゃてモニタのインストール

Raspberry Pi Zero+raspbianでNoraGatewayとなんちゃってモニタをクリーンインストールするためのメモです。
 
■OSの準備
・raspbianをインストールする
Wifiを設定する
CLIコマンドライン)のみにして再起動する
・sudo raspi-configを実行し、以下のインターフェイスをenableにする
 ・SSH を有効にする
 ・ I2C を有効にする
    ・ Serial は
         The serial login shell is disabled   シリアルログインシェルは無効 にする

              The serial interface is enabled シリアルインターフェースは有効にする

 
■ MMDVMと通信するためのシリアルポート /dev/ttyAMA0 の設定
 
・/boot/config.txtファイルの最後に
  dtoverlay=pi3-disable-bt の記述を追加 
 
・/boot/cmdline.txtファイルの内容のうち
   console=serial0,115200 の記述を削除
 
・いったん再起動
 
・ ls -l /dev/ | grep ttyAMA0 で serial0 -> ttyAMA0 が出るか(serial0とttyAMA0でシンボリックリンクが張られているか、確認する。
 
・sudo systemctl disable serial-getty@ttyAMA0.service を実行する

・sudo systemctl disable bluetooth.service を実行する

 
 
■ソフトのインストール
・NoraGatewayをインストール
※上記リンクに従って対応
sudo apt update 
sudo apt install oracle-java8-jdk
 
sudo unzip ./(NoraGatewayのファイル名).zip -d /opt 
sudo chown -R pi:pi /opt/NoraGateway/ 
cd /opt/NoraGateway/
cp ./config/NoraGateway.xml.default ./config/NoraGateway.xml
 
nano ./config/NoraGateway.xml
設定ファイル/opt/NoraGateway/config/NoraGateway.xmlのMMDVMのportには"/dev/ttyAMA0"を記載
 
chmod 744 ./start.sh
chmod 744 ./update.sh
chmod 744 ./NoraGateway.bootstrap.sh
 
・なんちゃってモニターをインストール
 ※上記リンクに従って対応
cd ~/
unzip ./NoraNanMon.Zip -d /opt/NoraGateway/
sudo apt install fonts-ipafont
chmod 755 /opt/NoraGateway/NoraNanMon* 
・/opt/NoraGateway/config/NoraGateway.xmlの最後尾を以下の記述とする
<StatusInformationFileOutputService enable="true" outputPath="/tmp/" />
 
 
■MMDVMのリセットボタン長押しで、raspberryPiがシャットダウンするpythonスクリプトを作成する。(リセットスイッチ追加が面倒なので、MMDVM基板のスイッチを利用しました)
 
・以下の内容でsdown.pyファイル作成する。置き場所は/home/piとする。

import RPi.GPIO as GPIO
import os

GPIO.setmode(GPIO.BCM)

# input mode, pull up -> GPIO10pin
GPIO.setup(21,GPIO.IN,pull_up_down=GPIO.PUD_UP)

while True:
GPIO.wait_for_edge(21, GPIO.FALLING)
sw_counter = 0

 

while True:
 sw_status = GPIO.input(21)
  if sw_status == 0:
     sw_counter = sw_counter + 1
if sw_counter >= 50: #500ms
    os.system("sudo shutdown -h now")
break

else:

break
time.sleep(0.01)

 
■NoraGatewayを自動起動するための設定
 
・/opt/NoraGateway/supportにあるNoraGateway.serviceファイルを/etc/systemd/systemに置く。
sudo cp /opt/NoraGateway/support/NoraGateway.service /etc/systemd/system
sudo nano /etc/systemd/system/NoraGateway.service
・NoraGateway.serviceファイルの内容は以下とする。

[Unit]
Description=NoraGateway Service
After=network.target nss-lookup.target

[Service]
Type=simple
ExecStart=/opt/NoraGateway/NoraGateway.bootstrap.sh -service
Restart=on-failure
RestartSec=60s
User=pi
Group=pi

[Install]
WantedBy=multi-user.target

・sudo systemctl enable NoraGateway.service を実行する
・sudo systemctl start NoraGateway.service を実行する
 
■なんちゃってモニターとシャットダウンスクリプト自動起動する設定
 
/etc/rc.localに以下を追記する(exit 0 よりも上方に記述
sudo /opt/NoraGateway/NoraNanMonOLED r0 cpu t2.0 s4 &
/usr/bin/python /home/pi/sdown.py &
 ■無線LANアクセスポイントの追加(必要に応じ)
・ /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf ファイルにnetwork={ }を追加れば良い。

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1

network={
ssid="xxxxxxxxx"
psk="xxxxxxxxx"
key_mgmt=WPA-PSK
}

network={
ssid="xxxxxxxxxx"
psk="xxxxxxxxxx"
key_mgmt=WPA-PSK
}

 
以上で完了。再起動して、動作確認する。
 
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■雑記1
NoraGatewayRP16で試していたところ、なぜかJARL multi forward linkが、RPT?になって使えなくなった。log見ると、ほとんどのJARLレピーターが JARLLinkRepeaterHostnameServiceで"Illegal repeater callsign" という理由で ignore registration.になってしまい、hosts.output.txtに載っていない。なぜか一部のJARLレピーターのだけ"ReflectorNameService : Create reflector host (JARLLink)"としてhosts.output.txt に載っている状態。作者様によれば、JARLサーバー側のデータフォーマットが変わったらしく、数日後にリリースされたdev8で修正された。感謝です。
 
■雑記2 6/15早朝にJARLレピーター側のmulti_forwardのアップデートがされたようだが、それ以降、NoraGatewayからうまく利用できないようになってしまった。JARLから告知あり。
 

横浜シーサイドライン

横浜シーサイドラインの逆走事故、自動運転の危険性にフォーカスした論調が目立つが、VVVFインバーターユニットとモーターの(への)制御の問題のような気がする。だとすると自動運転でも有人運転でも同じ。

https://www.seasideline.co.jp/company/system/system_03.html

 

会社のサイトや車両機器メーカーの公開資料から読み取ると

5両編成で全電動車で、インバーターユニットは3台。両端の車両に搭載されているユニットが2両分をモーターを担当し、3両目のユニットだけその車両のモーターを担当しているようだ。

https://www.toyodenki.co.jp/results/pdf/s12321.pdf

逆走時、全インバーターユニットが同じような動きになったのか、正常な回転方向と一部逆転方向が混在して、力が勝った方向に進んだのか、特定のユニットのモーターだけが逆転したのか。特定のユニットの特定のモーターだけが逆転したのか。それによって想像できる原因箇所が異なる。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190603/k10011939351000.html

報道によれば全部のモーターが逆転したらしいから、インバーターユニットに同じ制御が飛んだってことか?

 

インバーターの最新製品紹介に以下のような説明があるから、今回の車輌の制御は、ボールドにした部分がそれにあたるのだろうし、最新製品もRS485なのだから、そこも同じなのだろうか。

 

インバータ制御はベクトル制御である。また三菱重工業株式会社製列車制御システム“MVCS”とRS485にて制御伝送を行っている。従来の制御伝送ではノッチ指令や応荷重指令,ブレーキ力指令の信号線を通信で代替えするのみであったが,MVCS側に編成制御の機能を持たせたため,VVVFインバータ装置側は出力トルク指令のみを受信し,架線電圧に応じた主電動機特性に合わせて出力トルク制限を行う機能に徹した。また,これによりATO等による自動運転時の細かい出力トルク調整にも対応できることになった。

 

いずれにしても自動運転とは直接無関係そうだな。(自動運転を前提とした保安設備の不備はあるのかもしれないが)

モーター3相誘導型で、750V直流をゲートドライバからの制御でスイッチしている訳だが、たとえばゲート制御自体は正常なのに、スイッチング素子の故障で、欠相と同じ状態で、ブレーキ緩解後の外力がきっかけで、結果的に3相モーターが逆転するとか、あるのかなあ。

結局その後の報道で、制御の断線が原因との話。事故調の報告を待つ。

 

430MHz帯ダクト伝搬

寝る前の22時過ぎにたまたま430MHz帯を聴いていたら、各局の会話の内容から、どうもダクトが発生しているらしい。当地逗子市から各地のアナログレピーター、D-STARレピーターに10W程度でアクセスしてみると、普段は入感することのない茨城県の水戸、石岡、牛久、鹿嶋、千葉県の成田、佐倉、流山といった辺りにアクセスできる。RSは55から57くらい。フェージングも感じない。FMのシンプレックスでも茨城県北相馬郡利根町の局と57/55で交信できた。アンテナはどちらも数m高のGPである。

逗子から伝搬している範囲はだいたいこんな感じ。今日の猛暑の影響で東京湾上空にダクトが生じ、そこで屈折した私の電波が千葉から茨城の広範囲に落ちているのだろう。

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(参考)

水戸レピータ439.70MHz

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成田レピータの反応

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こんなサイトあったのか

http://dakutopoem.bbs.fc2.com/

JumboSPOT+OLED

ようやくjumbospotにOLEDを付けてみた。ebayで300円ちょっと。
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リダイレクトの警告

pi-starでは設定変更であっけなく表示。f:id:t1000zawa:20190508215716j:image

 

 

 

NoraGatewayと「なんちゃってモニター」

https://kdk.ddns.net/kdk/index.php/10-noragateway/52-norananmon

待機画面は表示されたが、送受信のときのコールサイン情報が出ない。

原因調査中ーー

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追記

OSからインストールしなおして表示でるようになった。

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NHW11 補機バッテリー交換

春とはいえ寒暖の差が激しいが今冬にはNHW11プリウスのバッテリー上がりを2度経験したので、補機バッテリーが交換した。前回が3年前だから、気持ち寿命が短い気もしなくもないが、まあ妥当な交換時期。前回同様韓国製のバッテリーを購入した。

t1000zawa.hatenadiary.jp

 
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