我がアマチュア無線局の短波帯のアンテナは、ICOMオートアンテナチューナーAH-4と釣竿アンテナを2fベランダに設置してロングワイヤーにしたりループにしたりといろいろ運用してきたが、どうやって整合しているのかもわからないまま強引に整合してくれるのは、最初は便利だと思っていたが、次第に面白くなくなってきた。給電線以外に制御ケーブルが必要なのは面倒くさいし、ICOM以外の無線機につなぐのは面倒くさいしで、正直言って道を極めることなく飽きてしまった。電源が無くても使えるアンテナが欲しい。(本来それが普通なのだが)
そこで、アンテナチューナーは中古として売ることにして、売上金で新たなアンテナを購入することにした。
さて、何を購入するか。我が家のベランダに設置可能なバーチカル系で、ローバンドは捨ててもいいから18MHz,24MHzも出られることを条件にすると、国内メーカーではちょうど良い製品がなく、以前から気になっていたCushcraftのバーチカル系のアンテナで検討することにした。ちなみにCushCraftはMFJに吸収されたらしい。
Cushcraft Amateur Radio Antennas
同社のバーチカルアンテナは10MHz以下もカバーしたR8,R9といったRシリーズがあるが、大きくて重そう。14MHzから50MHzの各バンドをカバーするR6000も気になるが、大きすぎる。ちょうど良さそうなR5はラインナップから無くなった。さらに小型軽量なMA-5VA MA-6VAはどうか。このアンテナ、日本の設置事情を考えれば人気があっても良さそうなものだが、国内のアマチュア無線関連のブログでも運用例をほとんど見かけない。なぜなのだろう。
MA-6VAは、14MHz,18MHz,21MHz,24MHz,28MHz,50MHzの6バンド。耐入力250Wだが50Wの当局では十分。姉妹モデルのMA-5VAは、14MHz,18MHz,21MHz,24MHz,28MHzの5バンドだが、6m Add-On Kitとして50MHzのエレメントを足せば、MA-6VAと等価になるらしい。長さは4.48m 重さ3.13Kgである。じゃあMA-6VAにしよう。
このモデル、国内の代理店で扱っているところが見当たらず(よく探せばあるだろうが)、アメリカのハムショップHam Radio Outlet(HRO)から輸入することにした。
CUSHCRAFT MA6VA Antenna HF Vertical Multi Band, MA6VA