おいおいおいもう30年前。われわれFMリスナーにとって衝撃的だったJ-WAVEの試験電波は30年前の今日が初日だった。
試験電波なのに洗練された選曲、クロスフェードの曲ツナギはもちろん、1時間を1サイクルのフォーマットで毎正時前には、余った時間を吸収する、リチャードバーマーのアクロス ザ ビュー。邦楽もたまにかかるけど、「真夜中のドア」みたいな、洗練された曲だけ。
その後9月20日だったかな、サービス放送開始までの約50日は楽しかった。9月初旬からは昭和天皇が入院。歌舞音玉自粛ムードになった頃。そして10月1日午前5時。遠藤泰子さんのコールサインの第一声に続きSingin'clock→Across The View…
今も手元に残るこのステッカー、ベリカードではなく、レコード屋でもらった気がする。
当時の雑誌、FM-fanに、J-WAVE試験電波中の西麻布の演奏所を取材した記事が記憶ある。当時のT技師長がマスター卓にストップウォッチ片手?に楽しそうかつ恥ずかしそうな謙遜の笑顔で映っている写真だったか。調整中のスタジオに段ボールのCDがあるなか、西麻布の夜景を見ながら一杯やりながら送出しているスタッフもいるんじゃないですかねー(笑)というコメント。うらやましかった。
あれから30年。年をとる訳だ。
当時の放送技術誌のコピーが残っていたので、さわりだけ載せておく。
機材リストにorbanなどは無い。企業秘密だったのだろう。