電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

D-STAR近況

アマチュア無線のデジタルネットワーク「D-STAR」において、トラブルやら何やらで動きあり。ネットワークを管理するサーバーで不具合が発生しているらしい。一般社団法人日本アマチュア無線連盟が管理しているとはいえ、商用のネットワークではないからボランティアベースで対応しているようだ。

http://log.d-star.info/usr/usr_menu.php

D-STAR新規登録等一時停止のお知らせ(緊急メンテナンス) - D-STAR NEWS

私が所属する無線クラブが管理団体となっているD-STARレピーターのゲートウェイのソフトウェアも緊急アップデートの指示が出ている。

管理団体への緊急のお願い(ゲートウェイソフトのアップデート) - D-STAR NEWS

アップデートを急ぐ原因は、現在のネットワークを管理する「管理サーバー」(=DNSのようなもの)を物理的に変更するのでIPアドレスが変わるから、IPアドレス決め打ちで管理サーバーを参照している旧バージョンでは対応できないので、新バージョンでホスト名で解決できるようにする、というもの。私が関わっているD-STARレピーターは、実はこの作業を10月中にさっさと終わらせていた。

ゲートウェイソフトウェアは、CentOS7に正式対応しただけでなく閉域ネットワークだったD-STARネットワークに、外部からアクセスする方法(multi_forward機能)が追加されたので、ID-31や51のPLUSモデルと、「新レピータソフトの機能テストに参加していただける方へ」について D-STAR技術情報/ウェブリブログ

に記載されているdmonitorを利用するか、NoraGateway

https://kdk.ddns.net/kdk/index.php/10-noragateway/9-noragateway

を利用して、レピーターに直接アクセスできるようになる。いわゆる「ターミナルモード」との違いは、RFでレピーターにアクセスする通信もすべてネットワーク越しに受信(いわゆるタヌキワッチ)できるような仕組みになっている。不具合のおかげで、新たな機能に対応したレピーターに一気にバージョンアップされることになるが、あまりのタイミングの良さ(悪さ)に、恣意的なものも感じるほど。関係者の努力には敬服。

ID-31のPLUSモデルが欲しくなってきた。