電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

IC-12N修理 ボリューム スペックメモ

ICOMの1200MHzトランシーバーIC-12N。

最近ジャンク入手し1台手元にあるのだが、受信はできるが変調がかかる場合とだめな場合がある、スケルチは正常だがRIT/VXOがだめ、液晶ランプ切れなど不具合を抱えている。気になるので修理着手

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RIT/VXOがダメなのはおそらくALPS製のボリュームの不良で、この機種特有の症状。実際抵抗値を測定するとスムースに変化しない。修理部品や代替品は無いようで、泣く泣く分解して修理している人が多い。私も、苦労してこのボリュームを取り外して、分解し、外れていた摺動接点を洗浄して瞬間接着剤で接着し組立たが、抵抗体が摩耗しているらしく復活せず。

スケルチじゃなくてRIT/VXOだから、ガマンして修理やめとけばよかった。めんどくさいなあ。どっかに在庫ないかなあ。


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ALPSの類似製品の仕様を参考に、このボリュームの仕様を書き出してみた。もし特注できたとしても最小ロットは700個・・。

 

■仕様

9型金属軸多連タイプ RK097

2連(各軸単連)

 

操作部方向:水平

軸受固定方法:ねじ止め

 

外軸仕様 

操作部形状:溝軸

軸径:6mm

操作部長さ:5mm

センタクリック:なし

全抵抗値:10KΩ

 

内軸仕様 

操作部形状:平軸

軸径:3.5mm

操作部長さ:10mm

センタクリック:あり

全抵抗値:10KΩ

 

■軸形状

LB=5mm

L2=10mm

L1=15mm

l1=4mm

l2=4mm

 

■端子

R1とR2の端子間距離 10mm

https://tech.alpsalpine.com/prod/j/pdf/potentiometer/rotarypotentiometers/rk097/rk097.pdf