電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

IC-12N修理 "無変調"の修理

 このIC-12Nだが、送信しても変調がかからない。そもそも回路図を持っていないのと、部品番号のシルク印刷の無い基板なので、回路が追いにくい。基板を裏返したりして見ていると、フレキシブルケーブルが断線しそう。PLL基板を覗くために、シールド板外したら、クモの巣があった。f:id:t1000zawa:20220513190332j:image
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 回路図は無いものの、ブロックダイアグラムはネットで拾えた。MICラインとおぼしき部分を触ってみても変調音にノイズも乗らない。そこでVCOの入り口にあるデビエーション調整用の半固定抵抗R344周辺を触るとノイズが載る。ここに外部から音声信号を入れると変調がかかる。この周辺を追っていくと半固定抵抗R344が断線していることがわかった。R344をバイパスして固定抵抗を仮接続すると、無事変調がかかった。このサイズの半固定抵抗はないので、とりあえず固定抵抗で暫定修復した。

 

液晶のランプは電球色LED+560Ωに交換した。

いちおう、気になっていた部分の修理はできたが、こんないつ壊れるかわからない無線機をわざわざ保証認定受けて送信機増設するか、悩むな。