電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

ISDN DSU SL-144K

(下書きのまま放置していた記事を発掘)

ISDNとコーデックを使ったラジオ中継のある現場で、ツナガラナイというトラブル発生。本番まであと3時間。私の担当ではないがしゃしゃり出ると、どうもDSUが怪しい。ACTのLEDが点灯していない。そもそもDSUなんて存在自体記憶の彼方で、この現場でもモジュラージャック程度にしか思われていないようだった。DSUはISDNの端末側の要の装置で、局給電で動作する。予備品も無ければ切り分けもままならない。NTTの故障受付連絡するが、自動受付の折り返し連絡ときた。昔だったら試験台がすぐ電話に出てくれて試験してくれたのに。

1時間以上経過後、NTT収容局から電話あり。会話しながらループバックや抵抗値を測定してもらうが、不良。局側のモジュールを切替えてもらったところLED点灯して復旧。早速コーデック(ボロボロのprimaでした)で発信すると無事接続。良かった。

ISDNも近日その役目を終えるが、残された期間のためにDSUのメモを残しておいた。

 

 

UV-13pro

AliExpressでBaofengのUV-13proというハンディートランシーバーが送料込み2300円で売られていた。中国製の無線機といえば過去UV-5Rを購入し、TSSから保証認定してもらい免許されているが、その後、スプリアスの性能がイマイチであることがわかってきて、最近は保証認定を受けるのも難しいらしい。

 この機種は最近のモデルらしい。ちょっと気になって購入。8Wとか書かれているが、そんなはずはないし、気にしない。発注してから1週間程度で到着。

 UV-5Rと操作性は似ているが、バンド切替やfriquency mode とchannel modeの切替操作が異なり、動作はもっさりした感じ。音量ツマミを回すとすぐに音がデカくなる。バッテリーはUV-5Rと共通でない。バッテリーにUSB-Cコネクタがあり、USBで充電できる。このUSB、データ送受信の機能は無い。個人的にはUV-5Rよりもデザインが好きなのだが、正規のアマチュア無線機として運用するのは難しそう。UV-5Rはソフトウェアで周波数範囲を日本のアマチュアバンドに設定できるが、この機種はその方法がみつからない。ブロックダイアグラムのデータも無い。

UV-13 PRO / TP-8Pluswww.baofengradio.com

出力をダミーロードをつけたパワーメーターで実測すると、145MHz,433MHzともにLow設定で2W、High設定で4.5Wだった。

これはおすすめしないね。受信用、実験用に活用するしかなさそうだ。

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写真上はhigh設定、下はlow設定 電源は付属バッテリー。

145MHz 433MHzいずれもほぼ同じ値でした

 

(11/11追記)

その後時々ネットをチェックしているが、設定を変更するソフトウェアの情報が少ない

・P15UVというソフトでメモリーの書き換えなどできたが、送受信周波数の範囲設定は出来なかった

・CHIRPもまだ非対応

・これは有料

https://www.rtsystemsinc.com/BAO-UV13-Programming-Software-Only-for-the-Baofeng-UV-13RPro-_p_2149.html

 

参考情報

Baofeng UV-13R and Pro Review. More Different Than You Might Think. – The Best Ham Radio Articles, Tips & Reviews

https://chirp.danplanet.com/issues/9793

ファームウェアのver表示 Light+power on

p15uvのファーム書き込み light+ptt+power on