電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

風向風速計 温度湿度計 修理

台風24号で破損、故障した風向風速計と温度湿度センサー基板を輸入、10/13に設置作業おこない12日ぶりに復旧した。
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温度湿度センサー基板は、故障基板の腐蝕が原因でなんとか修復できたことと、新品基板をリファレンスにして較正ができたこともあり、新品基板は予備品として保管することにした。この新品基板、四隅にあるべき取り付け穴が2個しかない。不良品?とメールしたら穴2個あれば固定できるだろ、とのお返事だった。

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センサーは屋内配線の関係で、ケーブルを直結したり自作している部分があるが、配色が妙なので注意。(黒がVCCとか)

実際騙された。
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復旧後の写真

後で載せます

 

 

緊急地震速報 10/4

10月4日午前0時15分。寝入り端を襲った緊急地震速報。久々にエリアメールが鳴った。
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結果的には、いわゆる誤報
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NTTドコモのエリアメールの配信基準。
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今回神奈川県は、強い揺れ(震度4以上)の地域に該当。誤報だと批判する者も出てくるが、世界に冠たるこのシステム、日本人としてはもっと誇るべきだろう。

携帯電話のネットワークで一斉配信する技術的な仕組みは 、CBS(Cell Broadcast Service)という。


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88

PCMプロセッサー

こんな特集が…

中島平太郎先生の話も感動だが、ナント「PCMプロセッサー特集」である。

ステレオ時代 Vol.12 (NEKO MOOK)

ステレオ時代 Vol.12 (NEKO MOOK)

 

PCMプロセッサーはアナログVTRを記録媒体としてデジタル音声を記録再生するための変換処理装置。NTSCビデオ信号の走査線1本1本にビット列を記録する。1か0かは輝度レベルで区別する。EIAJ規格として標準化されていた。

記録されたデータをテレビジョンのモニターで見たときの画像の例がyoutubeにいくつかアップされている。

1Hつまり1本の走査線は168bit 。うち、データは128bit。そこに9ブロック(L/R/L/R/L/R/P/Q/CRC  14bitx8word+16bitx1word=128bit)のデータが乗っている。砂嵐のような画面の中で、縦の帯状に見える部分は、左から6本が、14bitの音声サンプル(2'sコンプリメント,2の補数形式で表現)のMSB側のビット。通常の音楽であれば、上位ビット側は0または1が連続するので白か黒の帯に見える。左から7本目が14bitのPパリティワードのMSB側のビット列だ。PパリティはL/R各3音声サンプルをbitごとにmod2加算するだけなので、MSB側は0または1の連続になりやすい。Qパリティマトリックスが掛け算され1または0の連続にならないのでホワイトノイズのよう。CRC(16bit)も同様にホワイトノイズのように見える。


Sony PCM-F1 (DIGITAL AUDIO PROCESSOR) の音質とデジタル化

ウンチクと仕様関連はこちら

PCMプロセッサー - Wikipedia

https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1978/34/2/34_2_135/_pdf/-char/ja

https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1978/44/8/44_8_1023/_pdf

http://sts.kahaku.go.jp/material/2015pdf/no192.pdf

http://www.uni-w.com/fdi/1712/1712_29-31yawa12.pdf

私はPCMプロセッサーを使ったことがないが、発売当時、デジタル化された音楽データが映像で表現されているのは、とても先進的に感じた。民生用オーディオ製品としてはDATに道を譲るまでの短命なシステムだった。

現物は、SONYのPCM-701ESを、昔勤務していた会社で見たことがある。なんでもFM放送の局外からの生中継にわざわざPCMプロセッサーを使用し、衛星使って中継(SNG)したそうな。ISDNもモバイル回線もない90年代初頭の話だ。音だけなのにテレビ中継のコストを負担したその英断には、敬意を表するしかない。

 

台風24号の爪痕

今回の台風は、風の猛威が目立った。10月2日に被害調査と復旧作業をおこなったが、自宅の設備では過去最大の被害が出た。幸にも他人に損害を与えることはなかった。以下に被害の概要を報告する。

◻自宅の設備関係

(1)短波帯バーチカルアンテナ倒壊

3月に建設したばかりのCushcruft MA6Vが倒壊(泣)

グラスファイバー製のパイプ(口径1インチ)の根元からボッキリ。幸いエレメント部分は破損は無かった。ナイロンロープでステーは張っていたが、効果なし。

復旧と清掃のためいったん分解。塩害で給電部の腐食が酷いので、自作して交換する必要あり。

折れたマストは交換部品で輸入するのもコスト高で頭が痛い。絶縁体である必要があるので、塩ビパイプなどで代用し、今後の強風に備え高さを少し下げるか、検討する。復旧には時間がかかりそう。

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(2)VHF/UHFグランドプレーンアンテナ破損

Diamond(第一電波工業)の50/144/430MHz 3バンドGP V2000。50MHz帯のラジアルが消滅。メーカー問合せしたところ交換部品は2100円(部品番号16012)。このアンテナで50MHz帯の利用頻度は低いので、今後の対応とする。f:id:t1000zawa:20181004181210j:image

 

(3)テレビアンテナ用ブースター外れ

屋外の壁面設置のVU/BS/CS混合器+ブースター(DXアンテナ製)が強風で外れて、同軸ケーブルで吊られてブラブラに。風雨に曝された。

点検の結果破損は無かったが、再取り付け必要。取り付け方法を見直す。

UHFテレビアンテナ(maspro製20エレ八木)、FMアンテナ(日本アンテナ製2エレ位相差給電型)は無事。衛星放送受信用のアンテナは破損は無かったが、若干指向方向が変わったようなので今後再調整。パラボラ鏡面に塩とゴミが付着したため、清掃。

(4)風向風速計破損 

風向計の部分が消滅。飛来物が当たった可能性がある。風杯型の風速計部分も破損あり。交換のためメーカーに部品を発注。$99

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(5)屋外温度湿度計破損

風雨の吹き込みで基板が損傷。湿度センサーはもともと劣化していたので、この機会に基板交換。メーカーに部品を発注。$49f:id:t1000zawa:20181004181326j:image

UPSで送料$43.75か…(泣)
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(6)太陽電池パネル(50W)取り付け部破損

強風で屋根から浮き上がり、取り付け金具4ヵ所計8本のビスのうち2ヵ所が外れていた。再取り付け。

(その他)

逗子市内の一部の地域で停電があったが、自宅では停電は無かった。

 

◻放送関係の被害

放送関係の被害報告でも空中線、送電線、通信ケーブル破損による事象が目立つ。神奈川県の局でも停電による停波が発生したようだ。

(出典 内閣府 防災情報)
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静岡放送ラジオの浜松中継局(中波1404KHz)では停波が発生。停電ではなく空中線系の障害とされている。同局のアンテナは鉄塔から垂直にワイヤーを降ろしたタイプ(指向性つき)なので、強風にワイヤーが振られたり、塩害による絶縁不良で送信機の保護が動作したか、いろいろ想像。

 

 

Ubidots for education

 さて、我が家ではWifiモジュールESP-WROOM02(ESP8266)を使用した温度湿度センサーを4個自作して運用しているが、データのアップロード先としてAmbient – IoTデーター可視化サービスを無償で利用させていただいている。

が、マンネリ気味なので、気分を変えてIoT platform | Internet of Things | Ubidots も利用させてもらうことにした。

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このサービスは2014年に誕生したアメリカのIOTプラットフォームサービスで、今年から新たにubidots Educationという、一定の条件下であれば無料で利用できる教育用のプラットフォームをスタートさせた。

APIや様々なIOTデバイスのライブラリ、洗練されたUIが充実していて、簡単に利用することができる。

Ubidots API Documentation

Supported IoT Hardware Platforms

 

商用版との違い

https://help.ubidots.com/faqs-and-troubleshooting/what-is-the-difference-between-ubidots-and-ubidots-for-education

 

Accountを取得すると5000creditsが付与され利用に応じて減っていく。creditsが無くなったら1000creditsあたり5ドルでchargeする仕組み。条件はこれ。

 

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ケチケチ利用するなら、この範囲内、

Free for your first device, each device being a set of up to 10 sensor variables. 

 つまり、IoTデバイス1台で10個までのデータを扱うのであればcreditsは減らない。

今回はちょっと姑息だが、4個のデバイスからそれぞれ気温と湿度の2個のデータを上げるということを、あたかも1個のデバイスから8個のデータを上げているように見せるようにした。

さて、自分のIOTデバイスとの接続は、これを参考におこなった。

Connect a NodeMCU ESP8266 to Ubidots over HTTP | Ubidots Help Center

GitHub - ubidots/ubidots-esp8266: Library for uploading ESP8266 devices to Ubidots

今回はhttpのpost methodを使ってデータを上げるタイプ。(MQTTのサンプルもあり、次回チャレンジしたいところ)

ハードはNodeMCUを利用した例になっているが、私はESP-WROOM-02だが、そのまま使えている。

ライブラリubidotsMicroESP8266をincludeして、アカウント毎に発行されているTOKENと、UIでdevice登録後、そのdeviceで扱うVariableを登録すると発行されるVariableごとのIDを用いて、JSONでubidotsのserverにhttpでpostする。これまたあっけない。

データを表示するDashboardは、グラフやゲージなどいろいろなウイジェットが利用できる。これがなかなか洗練されていて良い。
こんな感じにサクッとつくってみた。f:id:t1000zawa:20180927082653j:image

1つのDashboardで利用できるウィジェットは10個までらしい。Dashboardは複数作れるが1つあたり100credit/month消費する。

 

他のセンサーでも利用してみよう。

 

 

 

Thumbdv™ AMBE Server

 

t1000zawa.hatenadiary.jp

 ThumbDV™をPCのUSB端子に直接挿して使う方法でうまく動作したので、次に

ThumbDV™とRaspberryPi3を使ったAMBEサーバーを構築してみた。

手順は以下のサイトを参考にあっけなく完成。

ambe@nw-digital-radio.groups.io | Wiki

AMBEserver(リフレクターサーバ)を構築してみる

http://jr1ofp.web.fc2.com/pdf_files2/47_What_is_AMBE-server.pdf

http://xrf076.xreflector-jp.org/info/pdf/A-01_AMBE_Server_for_RaspberryPI.pdff:id:t1000zawa:20180925001230j:image

blueDV for windowsに今回構築したAMBEサーバーのipアドレスを設定して接続。

ちょうど、D-STAR QSOパーティーがおこなわれていて、世界的なリフレクターREF001Cではひっきりなしに交信がおこなわれている。私も呼び出しをしてみるとあっけなく交信成立。北米も南米もヨーロッパもアジアも、距離やパワーは意識せず交信できる。この平等さは新鮮。

https://www.icom.co.jp/world/dqp/f:id:t1000zawa:20180925001803j:image

 

BlueDVのandroidアプリでもチェック。f:id:t1000zawa:20180928223652j:image

Googleplayでは2種類のBLUE DVがあるが、AMBE serverにアクセスできるのはBlueDV ambe のほうだった。日本語化されているのは驚いた。先人の努力に感謝。f:id:t1000zawa:20180928183539j:image

それにしても素朴な疑問。

なんで、ICOM無線機のターミナルモードのように、BlueDV+Thumbdv™から、国内のJARL D-STARレピーターネットワークに、直接アクセスできないのでしょうか。そりゃあこのソフトを開発されている方には日本のJARLレピーターなんて関係ないのですが、

技術的なハードルとも思えず、でもそこに触れてはならないような空気を感じるのですが、考え過ぎでしょうか。