台風や低気圧など大きな気象現象が発生した場合には、自分の観測システムの観測データと、最寄の気象庁観測点の観測データを比較して、自己満足しています。
台風18号の風速データを、気象庁辻堂アメダスと、自営観測点で比較してみました。
風速の測定方法(サンプル方法)が気象庁と自営システムでは異なるのと(違い後述)そもそも地点が異なるので、差があるのは当然ですが最大風速の値や風速変化のトレンドは類似していると言えます。ちなみに逗子観測点の最大値は10:18に31.8m/sを記録していますがグラフ上は最大25.5m/sになっています。辻堂アメダスは10:10に最大27m/sでした。風向も記録はしていますが、今回は比較させていません。
風速の測定方法の差異は、次の通りです。
測定環境 地上約10メートルの高さ
平均風速 0.25秒ごとに更新される風速の、観測時刻の前10分間の平均値
最大瞬間風速 0.25秒ごとに更新される風速の3秒(12サンプル)平均を瞬間風速とし、観測時刻の前10分間における最大値を最大瞬間風速とする。
逗子自営観測点
測定環境 地上約10メートルの高さ
平均風速 1秒ごとに更新される風速の、観測時刻の前10分間の平均値
最大瞬間風速 1秒ごとに更新される風速の最大を瞬間風速とし、観測時刻の前10分間における最大値を最大瞬間風速とする。
となっています。
気圧です。最寄の辻堂アメダスは、気圧は観測項目に無いので、横浜地方気象台との比較にしています。自営の気圧計の絶対値の較正はまともにやっていないのですが、これもトレンドはほぼ同じです。今回の台風18号は、中心気圧が低くかつ速度が速かったので、気圧の変化はΔ5hpa/hを超えました。これは、気圧変化に敏感な人間には結構厳しいですね。私も頭痛がかなり来ました。