77.1MHz 78.8MHz
放送大学学園のFMの跡地である77.1MHz 78.8MHzは、関東地方の臨時災害放送局用の周波数になったが、その実験が始まるようだ。近接エリアの時分割利用、同時利用時の設置条件など調査するので、机上検討だけでなくどこかのエリアに複数の試験局を開設するのだろう。
総務省|関東総合通信局|「放送大学FM跡地を利用する臨時災害放送局の 効果的な開設・運用に関する調査検討会」を開催
一般からも受信報告を募ればいいのに。
77.1MHzといえば、かつて埼玉県浦和市に住んでいた頃、真夏の深夜、放送大学が放送終了して停波すると、ノイズの彼方から、呟くような声らしきものが聴こえることがあった。恐怖におののきながら耳を澄ますと、「とーざかるにつれ、しだいに、ほしのまたたきに・・・」
ゆっくりとしたフェージングを伴って聞こえていたのは、エフエム仙台の「ジェットストリーム」だった。
受信設備は木造2階建の2階で室内フィーダーダイポールアンテナにFMチューナーで特別なものではない。
仙台から浦和のVHFの伝播は、対流圏伝播というのがエフエム仙台の見解。
文字通り、対流圏を伝わって流れてくる「ジェットストリーム」に耳を傾ける熱帯夜は良い思い出。当時と比較すると近接周波数の混信が増えていると思うが、条件によってはいまでも楽しめるはずだ。