電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

8cmフルレンジスピーカー 2セット目

デジタルアンプが1台余剰になったので、秋月で1個150円だった8cmフルレンジF77G98-6を、amazonで1個1425円のFOSTEXのスピーカーボックスP800-Eに入れただけのスピーカーユニットをもう1セット導入。ペアで3000円ちょっと。

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ワイドFM対応AM/FMチューナー用のスピーカーとして活用します。

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FOSTEX スピーカーボックス P800-E

FOSTEX スピーカーボックス P800-E

 

akizukidenshi.com

 

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デジタルアンプ3台目 NFJ UPA-152JMK2

我が家のリビングで常時稼働しているノートPCには、アンプとスピーカーが接続されいてiTunesなどで音楽を楽しめるようになっている。アンプは中華デジタルアンプの定番LP-2020+、スピーカーは、スピーカーユニット8Ω10W広帯域用スピーカー: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販を、P800-E | FOSTEX(フォステクス)に入れただけのもの。PCとアンプの接続はPCの3.5mmステレオミニジャック出力を利用したアナログなので、どうせならデジタルで接続したいと思っていたところ、NFJ UPA-152J MK2というUSBバスパワー駆動のデジタルアンプが半額の1480円(送料480円)なのを発見し購入してしまったのでした。

store.shopping.yahoo.co.jp

で、本日到着。早速接続テスト。

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PC(Windows10)に接続すると、何も問題なくあっさり認識。アンプのVOL- VOL+ボタンでPC側のスピーカー音量設定が連動制御されます。音はLP2020と比べると、少々霞みがかかったようなぼんやりした音ですが、値段と用途から言えばまあ許容範囲でしょう。ただレビューでも見かけるが音量の設定が違和感がある。いわゆるボリューム100に対して適正音量となる値は4とか5になるとか。ドライバが怪しいのか。調査必要。

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デジタルアンプはこれで3台め。1台めのLP2020は、別の部屋に転用予定です。

 

2台目はこれでした。

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バーチカルアンテナ設置記 CushCraft MA-6VA 運用開始編

さて設置から約10日。基本的にCWかデジタルモードそれも今流行りのFT8を中心に覗いているが、根本的にコンディションが悪いこともあり交信を楽しむという感じにはなっていない。

各バンドでFT8の電波を出して、pskreporterでレポートを見ると、50Wで14MHzと18MHzで午前中に北米、オセアニア方面、夕方にヨーロッパ方面がカスカスでポチポチという感じ。タイミングによってはアメリカ東海岸や南米も。CWでは他に誰も呼んでいなければ応答がある。国内に関しては打ち上げ角の影響か輻射が弱いのかわからないが、AH4のLWやループの時より反応が寂しい気がする。それにしてもFT8は局数多くてなかなか交信成立しないですな。

ノイズレベルはIC-7100のSメータでプリアンプオフで2から3くらい。

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 所詮は地上高の低い短縮アンテナだから、電波はそれなりにしか飛ばないのはわかっているが、オートアンテナチューナーのお世話にならず、このアンテナのできる範囲でどこまでできるか、という楽しみ方が、シンプルで自分に合っている気がする。

なお、FT8はWSJT-Xを使っていて、付属装置のモード追加は1月に完了。遠隔制御も許可されているので、自宅PCをスマホでリモートアクセスすることで、通勤途中の電車の中で運用できてしまうので、時々それで試している。

 

 

 

バーチカルアンテナ設置記 CushCraft MA-6VA 調整編

いずれアンテナ調整に使用するつもりで先月ebayで購入したアンテナアナライザ Mini60Sで測定した結果です。

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給電点に接続し、Bluetooh接続したスマホ画面をキャプチャ。

↓14MHzは共振点は良いがSWR高め。インピーダンス低め。

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↓18MHzは最良点が少々バンドから外れているが、まあ許容範囲か。

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↓21MHzはまずまず。

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↓24MHz これも最良点がオフバンド。

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 ↓28MHzは、CWもフォーンもどっちつかず。

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 ↓HF帯全バンド。こちらは屋内までケーブル長約20mで引き込んだところ、無線機から見た状態のキャプチャ。

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 ↓こちらは50MHz。 f:id:t1000zawa:20180331110233j:plain

CWとフォーンバンドを両立させるにはまだ追い込んだほうが良さそうだが、CWメインなので、いったんこれで試験運用。
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2Fのベランダから2mの鉄パイプに取り付けてみたが、これだとラジアルの先が軒先に触れてしまうので、もう少し上げたいところだが、風が吹くとどんな風に揺れるのかわからないので、これで様子を見てみる。

WPX phoneコンテストが開催されているが、近場しか聞こえない。TS-830S/50Wをつないでアラスカ、サイパン、ロシアと交信。なんとか電波は出ているみたい。しばらくオートアンテナチューナーAH-4に頼っていたので、TS-830からオンエアするのはほとんど無かった。なんだか嬉しい。

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この後、ステーを強化して、メインの無線機IC-7100Mに接続し、CWやFT8でしばらく運用してみます。電波の飛びはもちろんですが、風による揺れや振れ、インターフェアーの有無、雨で濡れたときの帯域の変化など、観察しなければならないことは盛りだくさんです。

 

つづく

 

 

バーチカルアンテナ設置記 CushCraft MA-6VA 組立編

不良部品の修正をおこない、マニュアル通りに組立てる。マストに取り付けるためのマウンティングクランプ、ラジアルを取り付けるリング、バラン。

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バランは同軸ケーブルRG-58を、トロイダルコアFT240-61に14回巻くという指示になっていて、バラン前後のケーブルも指定されている。バランはソータバランとして動作するものらしい。

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できあがった部品。

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垂直部分の連結。アルミパイプの穴開け精度が悪く、ボルトを通す穴が合わない。少し広げてなんとか通す。

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ここから後は、レゾネター、ラジアル、給電部のケーブルの取り付けをおこなう。導体の接続部には導電グリス(テナメイト)を塗る。とりあえず31mmΦ2mのマストに取り付けて、寝かした状態でアンテナアナライザを接続。目的の周波数にはずれているが、それぞれのバンドにディップしているようなので、おそらく大丈夫だろうということで、立ち上げてみる。

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立ち上げた状態でSWR測定をすると、14MHzは、13.8MHzあたりの低いところに整合しているが、それ以外はマニュアル通りフォーンバンドのあたりに整合している。当局の運用はCWとデジタルモードがメインなので、各バンドの下方に整合するようにエレメント長を調整。狭い場所で立てたり倒したりで大変だった。おおむね期待通りに調整ができたので、対候性向上のためにアルミ部分にテナコートを塗布して、ひとまず組立作業と調整は完了。

長さを調整する部分の設定は以下の通りとした。

14MHz 上部16"=40.6cm のところ37cmにセット 下部4-1/2"=11.43㎝にセット

18MHz 13-1/4"=33.6cmにセット

21MHz 10"=25.4cmにセット

24MHz 8-1/4"=20.9cmのところ21cmにセット

28MHz 3-3/8" =9cmのところ10cmにセット

 

つづく

 

バーチカルアンテナ設置記 CushCraft MA-6VA 問題発覚編

アンテナの先端部分の14MHz用のレゾネーターアッセンブリは、コイルと、容量冠の働きをするのであろうX型のロッドがあるのが特徴。コイルのインダクタンスは12.1μHだった。

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次に、10mと12m用と、15mと17m用は、それぞれが1本づつのアッセンブリになっていて、どのバンド用なのかを表示するシールが貼られている。ここで問題発覚。

・コイルのインダクタンスを測ろうとしたら、12m用のコイル以外は導通なし。

・17m用であろう部分に20mのシールが貼られている。

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コイルとアルミパイプを接続する部分は、ラグ板にコイルの線材がはんだ付けされているが、レジンでコーティングされている。剥がしてみるとコイルの被覆がついたままハンダ付けされていたり、ハンダ付け自体がされてなかったり・・。酷い、酷すぎる。呆れるを通り越した。

 

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自分で手直ししても良いが、部品を返送してくれといわれたら面倒なので、ひとまず購入先に連絡。すると翌日には「申し訳ない。CushCraftに交換部品をオーダーしたので来たら送る。お代は不要です」という返信があり、さらにこんなアドバイスをもらった。

 Apparently the assembler of these coils did not take care to remove enamel from the coil lead when attaching the lead to the tube, so there is no path to complete the connection.

If you want to experiment, the tech at Cushcraft said you could remove the covering from the coils and remove the enamel covering the coil wire where it's attached to the tube. We do not need these parts back, so don't worry about trying this if you want.

という訳で、交換部品は待ちつつ、不良部品は自分で手直し。はんだ付けして、シリコンでシール。コイルの導通確認とインダクタンス測定。 

20mのシールが貼られた17m用コイル 10.6μH

15m 8.6μH

12m 5.4μH

10m 5.6μH

うーん、12mと10mも、表示が逆かも。

給電部のラグのハンダ付けも酷い・・言葉もない。やり直し!どうしたらこんなレベルの品質になるのか不思議。

交換部品もいつ来ることやら。

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このアンテナのreviewを見ると面白いです(汗) 皆さん同じような体験をしているらしくウンウンと頷くばかり。

https://www.eham.net/reviews/detail/9768

https://www.eham.net/reviews/detail/7752


 これじゃあこのアンテナを国内で売ろうにも輸入業者もリスクが高くて売れないなあ。

つづく

バーチカルアンテナ設置記 CushCraft MA-6VA 組立準備編

部品の確認が終わったので、マニュアルをしみじみと見て、組立作業のイメージトレーニングをする。アンテナの構造はだいたいこんな感じ。

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結構変わった形をしている。一番下の方のマスト取付金具部分はステンレスパイプだが、そこから上の給電点までの1m強は絶縁体のグラスファイバーパイプである。このグラスファイバーパイプに沿わせて、下方にM型コネクタ(UHFコネクタ、PL259)が付いたRG-58同軸ケーブルを添わせる。途中にソータバランを巻く。バランはトロイダルコアFT240-61に14回巻いたもの。このアンテナの垂直部分のトップに14MHzのレゾネーター、その下に水平に18MHz/21MHzのレゾネターと、24MHz/28MHzのレゾネターが付く。これらのレゾネターはエナメルでシールされたコイルが巻かれている。コイルの先のエレメントの長さで共振周波数の調整をおこなう。また給電点から垂直に50MHz用のレゾネターが付いている。これは単にアルミパイプで、長さが調整できるようになっている。ラジアルは長さが同じのステンレス棒8本である。

マニュアルには組立手順が書いてあるだけで、アンテナの特徴や動作は書かれていない。カタログの説明文には「OCFD」とあり、普通のマルチバンドバーチカルアンテナとは違うようだ。

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OCFDは、Off-set Center Feed dipole。長さを測って電気的な等価回路に置き換えて動作原理を明確にしたいところ。

部品チェックがてらレゾネーターのコイルの導通とインダクタンスを測っておくか。とここで問題発覚。
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つづく