SDRを使って、PC上にD-STARのヘッダを表示する実験をおこなった備忘録です。
手順
1.SDRの受信環境を整える。
私の場合、ワンセグ受信用ドングルとSDR#(SDRsharp)を使っています。
2.D-STARのヘッダ解析ができるソフト(dstar.exe)を入手する。
入手するにはYahoo!Groups https://groups.yahoo.com/neo/groups/dstarsoftware/info
にJoinする必要があります。リンクにアクセスして、「JoinUs」をし、GroupにJoinします。Joinできたら、「Files」からdstar.exeをダウンロードします。このソフトは、DOS窓で動きます。
3.SDR#のデコード音声出力を、解析ソフト(dstar.exe)に入力する。
dstar.exeの入力はPCの録音デバイスを用います。今回はSDR音声出力を、PCの内部で、dstar.exeにリダイレクトしようとしたところ、自分のWindowsPCの「サウンド」の「オーディオ録音デバイス」には「内蔵マイク」しかありませんでした。そこでYAMAHAの ダウンロード | NETDUETTO をインストールして、「オーディオ録音デバイス」に「ライン」を追加しました。
4. D-STARの信号を受信する。
SDRで、D-STARの通信が行われている周波数を受信してみます。そしてdstar.exeを起動します。SDRの受信モードは通常のNFMの帯域設定ではダメで、とりあえずWFMの設定でD-STARのヘッダーが受信できました。受信帯域の設定は、WFMだとFM放送用で広すぎるので、もっと狭くする必要があります。こんな感じでデコードできました。
音声(CODECはAMBE)もデコードするならLinux上のDSDというソフトでデコードできるようですが、またの機会ということで。