電気と電子と電波の日記

自分のための備忘メモです

1200MHzトランスバーター 交信成功!

 中華基板を利用して自作した145MHz→1295MHzの自作トランスバーター。今日は「関東UHFコンテスト」なので、1200MHz帯にオンエアする局がいそうな気配。10時前から地元の逗子披露山に移動。親機はUV-5R。アンテナはホイップ。

  展望台で1295MHz前後をワッチすると1295.28MHzで綾瀬市の局が入感。相手局も結構聞こえる。何度か呼ぶとぎりぎり取ってもらって交信成立。その後足柄下郡の局とも一発コールで交信成立。こちらの出力は100mW程度。交信した局をパイロットに、展望台周辺を歩いてどのくらい受信感度が変化するか試したところ、位置によって変化が激しい。樹木がかかるとダメ。いかにも1200MHzっぽくてなかなか面白い。送信アンプが発振気味なのでもう少し手を入れるのと、アンテナを強化すると面白そう。気軽に移動運用してみたい。

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え?内部の詳細を説明ですか?いやあこっ恥ずかしくて・・。

 

(追記メモ)使用パーツ

・145MHz IF部分

  1W入力 π型ATTで-30dB

       キャリコンでATT挿入と電源(T/R)をリレーで切替

  BPF(145MHz) FCZ 7S144 x2

・局発

  ADF4350 PLL基板使用

  制御PIC(12F683)で1150MHzを設定 基準12.8MHz

  基準発振 VCTXO  12.8MHz 1ppm使用

超高精度・温度補償型水晶発振器 VCTCXO (12.8MHz±1ppm) VM39S5G: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

・MIXer

 Lo  PLL基板出力(0dBm)をMMICで+10dBmに増幅 

 DBM 部品箱で20年以上眠っていたもの conversion lossは-7dB

    https://mcl-yokohama.co.jp/webdata/TUF-5.pdf

  ・BPF(1200MHz)

  複同調 プリント基板切れ端で作成 

 送信時のBPF出力のレベルは、145MHz1W(+30dBm)+ATT(-30dB)+145MHzBPF(-3dB)+DBM(-7dB)+1295MHzBPF(-3dB)= -13dBm という感じ。1150MHzは1295MHzに対し-30dBぎりぎり。1295MHz近傍にもPLLのスプリアスが目立つ。

・送信RF-AMP MMIC3段 実測+33dB程度で出力20dBm。中華モジュール使用。ここが一番苦労しているとこ ろ。ときどき発振したりスプリアスが多く不安定。シールドなど改善必要。スペアナ画面は見せられないなあ。

 ・受信 MMIC SPF5189z 中華モジュール使用。

 ・送受切替リレー OMRON G6K

   G6K(U)-2F(P)-RF(-S, -T) サーフェス・マウント高周波リレー/特長 | オムロン制御機器

・LPF ミニサーキット LFCN1325

・電源 外部DC7V or 内蔵電池7.2V(1.2V x6) 消費電流は、受信時0.2A 送信時1A。

・アンテナ(ebayで数百円で購入したFPV用と思われるもので、カバーを外すといわゆるスリーブアンテナであることがわかる。エレメントを2mmくらいカットして1295MHzに共振点をずらしている)

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